フランス ルーアン美術館にあった気になるもの

私はフランスのルーアンという街に3ヶ月滞在していました。

その街にある美術館、「Musée des beaux-arts de Rouen」。

最初はそのややこしい名前に戸惑いましたが、

「Musée des beaux-arts 」というのは美術館という意味で

多くの街にこの名前で美術館があります。

 

 

ルーアンの街

夕暮れ ルーアン大聖堂から歩いて橋の向こうから

 

このルーアン美術館には数多くの印象派の作品があり、

フランス国内で2番目に印象派の作品が所蔵されいているようです。

 

もちろんその他にもいろいろあって、私は好きです。

印象に残っているのは、扇がつながったような平面の絵を

円形状の鏡に映すとはっきり人とわかる絵になる作品です。

 

 

これはそのまま絵を見ただけでは何が描かれているかよくわかりません。

しかし、それを円形状の鏡に映してみると普通の絵になっているというものです。

Cool!

 

これは「アナモルフォーズ(歪像画)」というそうです。

 

 

また、ミケランジェロ・メリージ・ダ・カラヴァッジオの

「Christ at the column」という作品が印象的でした。

 

https://en.wikipedia.org/wiki/Christ_at_the_Column_(Caravaggio)

 

色や描写力、歴史を感じるところが私には響きました。

この1600年代前後の絵というのは不思議で力強く魅力があります。

 

この年代の色が私ににはとても良く響きます。

 

 

そしてルーアン美術館の入り口で最初に見たもの・・・

それがこちら。

 

本物のような像

 

 

フランスには物乞いがよくいて、パリの地下鉄などで紙コップなどを

自分の前に置いて座っている人などがいます。

 

それと同じでこの方は美術館で芸をしている?みたいでした。

顔を真っ白に塗って、まるで本物の彫刻のように。

まつげもしっかりしていて、肌の質まで見えました。

 

 

私はこれがとても気になったのです。

 

そして朝フランス語学校に通うときに美術館の辺りを通って、

今あの彫刻の人が美術館に入るかもしれない、どんな人だろうと

こっそり行き交う人を見ていたのです。

 

 

そしてまた美術館に行く機会があって、

最後に例の彫刻の人をまじまじと見たのです。

以前から見ていましたが…。

 

そして一緒に来ていたもう一人が美術館の学芸員に聞いたのです。

 

「あれは本物ですか」と。

 

そう、どうしてもそれが気になりました。

本当に全然動かなくて、でもまつげもピンとして肌の質が見えたのです。

でも演技をしているにしては完璧すぎる。

そこに関心していた私ですが…。

 

 

そして・・・。

 

 

「本物ではない」と。

 

 

「え?」

 

 

ショックでした。

すっかり本当に人がずっと演じているのだと思いました。

その人物に憧れて美術館の周りを歩き、話せることを期待していたのですから。(笑)

 

 

斯くしてそれがフェイクだということを知ったのでした。

学芸員の方が言うには、この像の作者が本物とわからないように作った

像であるということです。通りで間違えるわけです。

 

さすがにあんなに動かない人間の像はないですよ。

像ですから。

 

 

 

 

今もいるのかわわからないですが、

もしルーアン美術館にお越しの際は確認してみてください。

入口のすぐ近くでした。

 

 

 

ルーアン美術館

http://mbarouen.fr/fr/collections/a-qui-sont-ces-tableaux

(作品を少し見ることが出来ます)