会話での省略
普段よく使われる
「Tu es」
「Tu as」
これらは会話になると短くなって発音が変わることは知っていますか?
普通に言ったらカタカナで
「テュエ」
「テュア」
になります。
が、これが話し言葉になるとこのように変化します。
「Tu es」→「T’es」 (テ)
「Tu as」→「T’as 」 (タ)
これは話言葉として日常的に使われており、
文章にするときには省略しないので注意してください。
チャットなどでは使うことはあるかもしれませんが、
メールなどでは一般的に省略しないようです。
教科書に載っていなかったので、私はこの使い方を知りませんでした。
初めてのフランス。
ある時、知り合ったフランス人女性に
「T’as ~」(タ)と言われたことがきっかけです。
「タ」って何だ、と思いました。
そして彼女がフランスでは話すときにこう言うのだと
説明をしてくれたのです。
全然知らなくて、とても印象的で新鮮でした。
これぞ生きたフランス語!
これを使えば自然なフランス語に近づきます。
発音は全然難しくありません。
「タ」「テ」とはっきり発音して始めれば大丈夫です。
例えば
「T’as quelque choses à me dire?」
「(君は)何か私に言うことある?」
※文章にして書くときは「Tu as quelque choses à me dire?」
「T’as de la chance!」
「(君は)ついてるね!」
「T’as coupé les cheveux?」
「(君は)髪の毛切ったの?」
「T’es où maintenant?」
「(君は)今どこにいるの?」
「T’es sûr?」
「本当?(君の言っていることは正しい?)」
否定形の省略
また、会話の中ではさらに否定形が省略されます。
これも会話のときは問題ありませんが、
文章で書く場合には「ne~pas」と省略しないで書いてください。
ちょっと飴がほしいとき、
「T’as pas de monnaie?」
「(君)お金を持ってない?」
※文章にするとき、ノートに書くときなどは「Tu n’as pas de monnaie?」
待ち合わせなどで、
「T’es pas là?」
「(君は)そこにいないの?」
※「Tu n’es pas là?」
これでフランスらしいフランス語になります(・∀・)
La Rochefoucauld