Bonjour, c’est Lay.
老若男女、誰もが知っているブリジストン。
世界でも知られる日本のタイヤメーカーです。
あなたが乗っている車や自転車のタイヤに名前が書かれているかもれません。
2020年9月、フランスのle Pas-de-Calais(パドゥカレ)のBéthuneのブリジストン工場が来年の閉鎖を発表、それにより工場の前でデモが発生。
1961年から、従業員863名(臨時社員は含まない)
政府や地域から猛反発ということですが、
これは企業が政府から支援を受けていたことが関係しています。
閉鎖の原因
コロナが原因の解雇や倒産が世界中でありますが、
この件に関してはコロナの影響であるというわけではないようです。
人はどんなものを買う傾向があるでしょうか。
値段、質、ブランド。
メディアの影響もあってか、「値段」が人々の判断に強く影響を与えています。
同じものであれば安いものが良い、そう考えがちです。
しかし、値段というのは良くも悪くも物の価値を表しているといえます。
日本で中国製の物が多く、需要があるのと同じように、
フランスのタイヤ事情もそれに当てはまるということです。
つまり、フランスで作られるタイヤよりも値段が安い中国のタイヤを買う人が多いために自国のタイヤが売れないということです。
これは世界中で起こっています。
自国で作るより輸入する方が物が安く手に入るという不思議な世界の仕組み。
その一方で値段ばかりをもとめるばかりに自国の雇用を失ってしまう。
または伝統や技術が失われていく。
こういうことが日本でも顕著です。
フランスでもこういった例が多いようで、自分で自分の首を絞めている状態です。
安い物を求める→外国の物を買う→自国製品が売れない→経済に影響
1人1人が地元の物、自国の物を買うことで雇用が守られ、食、生活、技術、国が守られるのですね。
フランスのある地域では、その地域でのみ使えるお金を作り、
地域の経済循環を促しているところがあります。
ただの買い物といえど誰かの仕事を守っています。
海外の物でも誰かの作ったものです。
しかしまずは自国を大切にする必要があります。
同じ物を買うにしても値段ではなく、どの地域で買うのか。
全部ではないにしろ、地元のものを買って経済を回すことを考えると嬉しくなったります。
買うことが誰かの役に立っているのです。
日本語記事
https://news.livedoor.com/article/detail/18924882/
フランス語記事(詳しい)
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