多くの人が少しでも早く絵が上達したいと思い、
試行錯誤します。
世の中にはいろんな情報があるのでどうしたらいいのか
迷うことも多いと思います。
先人が答えを残してくれている
私が縁あって教えていただいた方に良く言われたのは、
「良い先生を見つけることが大事だ」ということです。
何を始めるにもこれが言えます。
教え方にしろ、技術にしろ教えてもらう方が
今後を左右するということです。
私は運がよかったです。本当に。
そして私の絵の師が言っていたように、
絵が上達するには「とにかく描け」ということです。
レオナル・ド・ダヴィンチや多くの偉大な画家も言っています。
つまり「描く」ということは
素描をすること
これに限ります。
私が絵を始めたときによく耳にしたのが、
点 線 面
絵はこれらで構成されているということです。
素描をすることによって「点線面」を表現する力も
質感を表す力も身に付きます。
これが色塗りにも通じます。
鉛筆を使って。
それも濃い鉛筆だけではなくて色々な濃さで。
あと、石膏や彫刻のデッサンがオススメです。
なかなか身の回りに自然あるものではないので、
私は美術館や写真をよく利用します。
実物の方がいいですけどね。
とてもシンプルだけど、自分で素描してみると
よくわかります。
私の師匠は素描しませんけど(笑)
しない理由もあるのです。
絵に人間が現れる
あとは人間です。
いろんな体験が絵に染み出てきます。
苦しい思いをしただけ、絵に出てくるのです。
私が偉そうなことは言えませんが、
そう言われて絵を描いていると救われた気がします。
或る、ひっかき傷のある絵を描いた作家さんが
言っていたことです。
「人間、何かを傷つけたいことがあるだ」
私はその言葉に感銘を受けました。
それさえも絵に出てくるのか、と。
1人の人間が全て絵に出てくる、
私はそういう考えが染みつきました。
とにかく絵の上達には素描です。
そして自分自身の経験。
全部が絵になります。
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