「きゅぴどん」
この言葉を聞いて皆さんはどんなものを想像するでしょうか?
日本人にとっては何だかかわいい言葉ですよね。
これをフランス語にすると「cupidon」
そして英語にすると「Cupid」となります。
わかりましたか?
そう、答えはキューピッドです。
ちょっと笑えませんか(^<^)
キューピッドはフランス語で「キュピドン」。
「キュピ」はかわいい音だけど、「ドン」はなんだかどすこいって
感じがしたりするのは私だけかもしれませんが、
「キュピドン」を初めて聞いた時には笑いました。
日本人には「キューピッド」の方が馴染みがありますからね。
でももしかしたら「キュピドン」の時代が来るかもしれません…。
ちなみにキューピッドではありませんが「キュピッド」
「cupide」というキューピッドやキュピドンに似た単語があります。
(ピを強く発音)
似てはいますが、意味は全然違います。
C’est totalement different! (全然ちがう!)
です。
「cupide」は「ケチな、貪欲な」という意味です。
少し違うだけでこんなに変わるなんて不思議ですが、
英語のキューピッドをフランス語っぽく言っても
フランス人には「ケチな~」という意味でとられてしまうかもしれないので
注意が必要です。
「ドン」
この「ドン」という音は日本では壁ドン、などの
音によく使われますね。
あと私が思い浮かぶのは丼ぶりの「丼」です。
そんな日本人になじみのある「ドン」という音ですが、
フランス語に通じています。
シンプルに、「don」(le don) は「寄付、贈与」という意味です。
そして私が好きな「ドン」の使い方で、「Dis donc」がありあます。
読み方は「ディ ドン」で、この場合には「ドンク」とは発音しません。
これが場面や人によって言い方が変わり、
「ディー、 ドーン」になります。
これがまたツボで、とっても面白く感じられます。
そしてなんだかカワイイ印象も。
意味は、「ちょっと~!」や「おいおい」、
「えー!」などです。
いろいろな場面に使えます。
例えば、
「私が買ったアイスがないんだけど…」
“Où est la glace que j’ai acheté?”
「あ、ごめん食べちゃった」
“Ah, je suis désolé, mais je l’ai mangé.”
「はー!?何してくれてるんだ!」
“Dis donc! Qu’est-ce que tu fais!?”
という感じです。
また、
「えぇ!キューピッドをたまたま見たって!?」
Dis donc! Tu n’aurais pas vu cupidon par hasard!?
実際にはキュピドン(恋愛の神)はひとつなので
unなどの不定冠詞をつけません。
フランス語ならではです。
フランス人がdonを使うのに気を付けてみてください。
フランス語のおもしろさを発見できる思います。
かわいいフランス語、「キュピドン」使ってみてください。
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