「C’est pas mal.」と「C’est pas mauvais.」
単語malだけだと悪とか不幸とか痛みという意味で捉えられます。
一方mauvaisという単語は形容詞で悪い、下手な、まずい、
と言う意味になります。
この二つは「C’est」をつけることでいろいろな場面で
使えるのでとても便利な表現です。
どちらも日本語に訳すと「わるくない」、
となるので混同しがちですが、
似ているようで二つは使う場面が異なるので注意です。
「C’est pas mal.」
「Pas mal!」というと、「まあまあ」
または「結構良い」という意味になります。
副詞的な表現になります。
言い方や表情によってこの文の意味は変わってきます。
平然と言ったら「まあまあ」、
強調して愉快に言ったら「とってもいい!」
という具合です。
仲間として、「bien」または英語の「well」といった感じです。
例文
Il parle mal le français.
Il parle bien le japonais.
※この場合、「le」はなくてもいいです。
Je parle japonais.と言えます。
Il est pas mal, ce dessin.(!)
このデッサンいいね。(!)
ポイント
料理の味に対してこのフレーズは使わない。
「C’est pas mauvais.」
こちらは形容詞的な意味で使われます。
実際「mavais」は形容詞です。
「bon」や英語の「good」に当たります。
これは、料理に対して「悪いくないね!」
「結構いいね」というときに使えます。
否定形で言っていますが、感じとしては悪い意味はなくて
よく使われる表現です。
フランス人的には「おいしい」として使っているようです。
例文
Le tabac est mauvais pour la santé.
たばこは健康に悪い。
Il est mauvais ce café.
Ce café est mauvais.
このコーヒーはおいしくない。
Il est bon, ce pain au chocolat.
このパンオショコラおいしい。
Il est pas mauvais, ce pain au chocolat.
このパンオショコラおいしい。(いいね)
ポイント
「C’est pas mauvais.」は否定的な意味ではない。
ちなみに
「C’est pas mauvais ce pain au chocolat.」
文的には間違っていないのですが、
1つの文にふたつの主語「C’est 」と「ce」が
入っていて変だということでこの文は自然ではありません。
なので、始めを「il」にして「Il est pas mauvais, ce pain au chocolat.」
という文にします。
そして「il」と「ce」これも2つ主語があるけれど、
こちらは「,」virguleをいれれば使えます!
いかがでしたか?
早速使ってみてください!
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